目からうろこ!仕事ができる人か一発でわかる「3つの質問」

「はーやん 何でも情報局」へようこそ!

先日、とある管理職研修に参加する機会があり、その際に、以下のような
質問を受けました。

<問題>
成果が出る人材とそうでない人材では、次の問いの答え方がそもそも
違う。さていったいどんな違いがあると思いますか?
Q1「あなたの仕事はなんですか?」
Q2「それはできていますか?」
Q3「なぜそう言えるのですか?」

成果を問われるこのような質問。正直、あまりいい気分はしませんでした。他の参加者の皆さんもとても苦しそうな表情をしていましたね。
この問いの答えで何がわかるのか。同じ参加者で、ある企業の管理職の方の回答を例にこのワークの意図を分析してみました。

Q1「あなたの仕事はなんですか?」

→管理部長。主に部員の働き方を効率的にすること。

Q2「それはできていますか?」

→なんとなくだが、概ねできていると思う。

Q3「なぜそう言えるのですか?」

→未回答

Q1の回答が決定的に重要な理由

僕は、このワークの本質はQ1の回答内容にあると思いました。質問は3つありますが、質問者の講師の方は案の定、Q1にどう答えるかしか見ておられないようでした。
講師の方は、まずこの管理部長に、「管理部長という名詞は仕事ではなくただの肩書き(役職名)ですので答えになっていませんよ」と指導されていました。細かいことと思われるかもしれませんが、確かにこういうところにその人物の仕事に対する価値観が端的に表現されていると感じました。
この方は「管理部長でいること」が仕事だと思っているなと。
「あなたの仕事はなんですか?」という極めてシンプルなこの問いに、迷わず役職名を書いてしまうことがその証明です。
講師の方は、続けて「大ヒットするような映画を制作している人たちは、おそらく自分たちの仕事を『映画製作』とは定義はしないでしょう。『映画を通じて人に感動や社会性あるメッセージを届けることが仕事」だと思っているはず』だと。
さらに『効率的』という表現にも指導をしておられました。それは「効率的」とは具体的になんなのかを定義していただくというもので、
何をもって効率的とするのか、何がどうなれば効率的と言えるのか。「そうであるとき」と「そうでないとき」がはっきりするような定義をしてほしいと。
実際、この管理部長はQ2の回答で曖昧な表現しかできていませんでした。Q3には何も答えられていません。その理由はたったひとつ。Q1での定義の仕方が甘いに他ならないなと、自分もその類だと痛感しました。
その講師の方のアドバイスにより、この管理部長は3つの問いに対する答えをこのように変更していました。

Q1「あなたの仕事はなんですか?」

→部員の各タスクを難易度と重要度でスコアリング(X)し、それに所要した時間(Y)で割り算した結果(X÷Y)を仕事の効率と定義する。上半期と下半期でこの数値を比較し、改善度合いを明らかにする。つまり、できるだけ短時間で難易度の高い仕事を処理できるようになったことが明確に数値で測れる。

Q2「それはできていますか?」

→今年度の上半期と下半期で比較することで評価できる。

Q3「なぜそう言えるのですか?」

→(X÷Y)の値が増加しているから(あくまで予定)。

見事に「見える化」できています。効率化という極めて曖昧な概念が具体的になり、できたかどうかがはっきりわかるような内容になっています。すべきことが明確になれば実際の行動の質も良くなりますし、無駄なことをしなくて済みます。効率化されたこともはっきり「見える化」できます。仕事で成果が出せる人、その成果をはっきり周囲に示して認めてもらえる人の回答は、指導前と指導後のどちらか、もはや言うまでもないでしょう。加えて言うなら、最初の回答でこの管理部長が「なんとなく」という表現を使っていることにも注目してみると、正しい定義をせずになんとなく始めた仕事は、なんとなく終わる。例えば「なんとなく」で始めた会議が何も成果を得られずに終わる。
身に覚えのある方も多かったろうと思いました。

「定義しない」ことで起こることとは

この答えは、ズバリ!
自分の仕事を具体的に、どう定義するかが、その人の仕事の成果を決めている。
ということです。
定義とは、「そうであるもの」と「そうでないもの」をはっきりさせることです。定義をしないと何が起こるか。共通認識が欠如することで、意思疎通の不具合が生じます。物事はたいてい最初に何をするかで決まっていて、何かを劇的に変えたいとき、根本から考え直す思考法が役に立ちます。根本を変えるとは、定義を変えることだなと。まさに「目からうろこ」
でした。

まとめ

いかがでしたか?
今回の研修で感じたことは、先の3つの質問の答え、厳密に言えばQ1の答えを見れば、その人物が成果を出せる人材かどうかがはっきりわかります。裏を返せば、Q1の答えが変われば、あなたに劇的な変化が訪れる可能性が生まれることも意味すると思います。
これからの仕事に非常に役立つ、有意義な研修内容でした。

それではまた!